十三石塔・ひめ池西蓮寺有縁宝塔墓

永代供養墓として 現状、宗教とは家のことで、私の信仰は?と振り返ると、非常に寂しい限りの今日であります。
もちろん私達僧侶が、仏様・お釈迦様のみ教えや信仰のありがたさを伝える力のなさに起因するものとも痛感しています。
又、核家族化や少子化により、日本の良き伝統行事が継がれにくく、無くなりつつある事も一つの原因だと思われます。
当山では従来の形に加えて、新しいお墓のあり方をも考えてきました。
今お墓を所有すると、後を誰かに見てもらわなくてはなりません。 当然の事ですが、現実には誰に?『お嫁に行った娘?』『私には子供がない・・・』色々とご事情のある方もおられます。
しかし 、自分のお墓が欲しいとお思いの方に、有縁の人々がお参りして頂ける私のお墓としてこの十三石塔をひめ池西蓮寺有縁宝塔墓と発願しました。
私がこの世に亡き後も、お念仏をとなえる有縁の人々が、この十三石塔に集まり往生極楽の功徳を頂ける事を念願いたします。
この十三石塔には当山歴代の上人を初め有縁の人々をお祀りしております。